資産形成や資産運用は、中小企業の社長にとって「経営と家族の未来を守る」ための重要なテーマです。
しかし、多くの社長が投資に失敗したり、節税に偏りすぎたりして、結果として資産が残らないケースも少なくありません。
そこで本記事では、CFIOが提唱する 資産形成と資産運用の黄金ルール10選 を紹介します。
これを押さえることで、長期的に資産を増やしつつ、承継や相続まで見据えた総合戦略を描けるようになります。
黄金ルール1:資産形成は“本業の余剰資金”から
生活費や運転資金を削って投資するのはNG。
まずは本業を強くし、余剰資金を生み出す仕組みを整えることが前提です。
黄金ルール2:攻めと守りを両立させる
- 攻め=株式、不動産、成長資産
- 守り=積立、債券、保険、退職金制度
両輪をバランスよく組み合わせることが大切です。
黄金ルール3:法人・個人・資産管理会社を一体で設計
バラバラに考えると最適化できません。
三層構造で整理し、全体を統合したポートフォリオを設計するのがCFIO流です。
黄金ルール4:長期積立を基盤にする
短期売買や投機に走らず、10年・20年スパンで積立投資を続ける。
複利の力が最大の武器になります。
黄金ルール5:不動産は“安定収益+承継対策”の両面で活用
家賃収入による安定キャッシュフローと、資産管理会社を通じたスムーズな承継を同時に実現します。
黄金ルール6:保険は“節税商品”ではなく“守りの資産”
保障+退職金+納税資金の準備として設計。
過剰な加入や出口戦略の欠如は避けるべきです。
黄金ルール7:海外資産は“補完”にとどめる
海外投資に夢を託すのではなく、円安や日本リスクを補うために部分的に取り入れるのが賢明です。
黄金ルール8:税務と資産運用はセットで考える
節税が目的の投資は危険。
「税引後キャッシュがどれだけ残るか」で判断することがポイントです。
黄金ルール9:出口戦略を必ず設計する
「いつ売るか」「どのように利益確定するか」を最初から決めておくことで、失敗を防げます。
黄金ルール10:資産形成は“家族の未来設計”
資産形成は社長本人のためだけではありません。
家族が安心して暮らし、次世代が事業を継承できるようにするための仕組みです。
CFIOの視点:ルールを“設計図”に落とし込む
CFIOが重視するのは、単なる知識の提供ではなく、
「社長ごとの設計図」に落とし込むこと です。
- 法人決算と個人資産を同時に把握
- 資産管理会社を中心にしたポートフォリオを設計
- シミュレーションで未来の資産推移を可視化
これにより、社長は「感覚」ではなく「設計」に基づいて資産形成を進められるのです。
まとめ
CFIO流の黄金ルールは以下の10点です。
- 本業の余剰資金から始める
- 攻めと守りを両立
- 法人・個人・資産管理会社を一体設計
- 長期積立を基盤に
- 不動産は安定収益+承継対策
- 保険は守りの資産
- 海外資産は補完的に
- 税務と資産運用をセットで考える
- 出口戦略を設計する
- 家族の未来設計として資産形成
これらを押さえることで、短期的な節税や一時的な投資に振り回されず、長期的に資産を守り増やす道筋を描けます。
CFIOのSTEP3では、このルールを社長ごとの状況に合わせてカスタマイズし、実行可能な「資産形成の設計図」に仕上げていきます。
